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ピアラ A

ロシア〜ソ連の統治下におかれた時代に窯が途絶えたり、銅を酸化させてつくる緑釉の伝統的な色絵が失われたりして、あまり土着の焼きものが残っていません。
そんな中で、カヘティ州の山岳部トゥシェティで焼かれていた小ぶりの盃・ピアラを中心にジョージアらしい焼きものをいくつか見つけました。

ピアラはワインを飲む土の盃だそうで、もう少し小さなピアラもありますが、こちらはかなり大ぶり。盃というよりは鉢、ボウルといったところ。
伝統的なジョージアのワインはクヴェブリと呼ばれる素焼きの壷を土中に埋め、その中でブドウを発酵させるのでわかるような気がするのですが、昔は土の器で飲んでいたそう。

これらは80~100年くらい前のもので、赤土の無地のものもあれば緑釉で絵付けしたものもあります。どれも適当にさらっと描かれていて、うねうねした記号のようなものはカルトリ文字でおそらく作者らしき人の名前が入っていることもあります。

見込みがどれも深めで、口が広めで、なにせ薄づくりなところが良いのだ。重ねると、カサッと紙のようないい音がします。かなーーーり好みの焼きものです。


*非常に古いもののため、釉薬のメクレや欠けが見られます。どちらかというと鑑賞としてのおすすめです。乾きもの(スナックやお菓子)を盛るには問題が無さそうですが、ご自身の判断でお使いください。


約φ145 mm x H60mm
400CC(満)
陶器
ジョージア
Antique(1900'S初)